大学生の最初の頃は友達は多ければ多いほど良いし、それによって人生がより良いものになると思ってとにかく付き合いに重きを置いて行動していた。
関わる人が増えれば、この人とは合わないなとか、なんでこんな人と関わってるんだろうとか、うっすら違和感を覚えることもあったけど特に気に留めることもなかった。
なにせ誰かと群れているときは心地が良かったし、いつもより自信が宿った気がしていた。
そして、孤独は悪いものだと決めつけていた。
もちろん、誰ともうまくやろうとせず結果的に一人になってしまうのは良くないが、それは孤独ではなく孤立だ。
自分の興味のあることに熱中しようと思うと、群れから外れる必要が出てくる。
そうすると、遊びの頻度も減るし、会うこと自体も少なくなっていって大体の人とは疎遠となる。
初めの頃はこの感覚が気持ち悪かった。
みんなは集まってあんなに楽しそうなのに、自分は一人で何をやっているんだろうという一種の後ろめたさまで感じることもあった。
それでも自分の興味のあることを続けていると、不思議と肩の荷がおりる感覚がしてきた。
誰にも会わず自分と向き合って、自分だけの決断で物事を進めることができる。
人に気を使わずに自分の心の声に従う自由の良さに気がついた。
こうしていると、自分で考えて何かをやるということが得意になっていった。
群れているころはいつも誰かと同じような行動をしていて、ほとんど自分の意見で行動していなかったから自分で考える力がこれほどないのかと思い知らされた。
一人で行動し始めてからしばらく経つとほとんど孤独を気にすることがなくなった。
これは、自分が一人で熱中できることを見つけたことも大きいが、それ以上に、世の中には自分と同じようなことを感じている人がたくさんいるということに気づいたからだ。
どんなにすごいことをやっている人も、必ず孤独を感じる時が来る。
むしろ、そのような人ほど感じる孤独感は強いのではないかと思う。
いつまでも群の中にいて同じようなことをしていては、誰も行ったことがない場所には行けない。
何かを成し遂げるとき、最初から最後までついてきてくれるのは自分自身に他ならない。

