俺には友達という友達はほとんどいない。
そいつの身に何かあれば、世界のどこにいても助けに行く、という奴なら二人くらいはいる。
大学、職場、同じコミュニティ、そういう場所に居合わせた少し気の合う人たちを友達、と呼ぶ人もいるかもしれないが、本当の友達とはそういうことではないと思っている。
結局、友達はどれくらいいるかと聞かれれば、ほとんどいないというのが答えである。
そんな状況でも、俺の人生には怖いものがない。
もちろん、緊張するとか、怒られたら落ち込むとか、そういう一過性のものは当たり前に心地良くはないが、結局何があろうと自分なら乗り越えられるという確固たる自信があるからだ。
こう思う理由を分解してみると、単なる根拠のない自信という要素は少なく、自分のファンの存在と自分の領域、つまり自分が全力を出せるフィールド、というものの存在が大きいことに気がついた。
アホみたいな失敗をしたり、とんでもなくダサい姿を晒したりしながらも、何かに全力で取り組んでいると必ず自分のファンが現れる。
例え自分のことを煙たく思う人が数千人いたとしても、自分のファンは必ず現れる。
これは全員に対して言えることだ。ある程度なりふり構わず振る舞っても自分を好意的にみてくれる人の存在というのは、自分は自分らしくあっていいんだという事実を定期的に思い返すきっかけとなり、確固たる自信の源となる。
そしてもう一つ、自分が全力を出せる領域の存在も、怖いものがなくなる理由である。
ここでの自分が全力を出せる領域とは、何もある分野での第一人者になるという意味ではない。
価値を生み出してお金を稼ぐことのできる領域、3大欲求のどれよりも優先順位を上げて取り組むことのできる領域、定義は様々だがこのような領域のことである。
自分にはその領域がある。
だから、いくら怖いものがあっても、いつでも自分の領域に逃げ込むことができる。場合によってはそれを生かして逆境をチャンスに変えることができる、という気持ちの余裕によって怖さを感じなくなる。
2年前には自分のことを内向的で控えめな自信のない人と捉えていたが、今はもうそのようなことは無くなった。

