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もう会うことのない人たち

その日、その人は俺の心の中から消えていなくなった。

人間関係において、人をある程度のカテゴリーに分類することはごく普通に行われている。

久しぶりに会ってもまるで昨日会っていたかのように感じる人、予定を意地でも空けて会いたい人、たまにすれ違うけど話すことはない人、喋るとなんか違うなと嫌な気持ちになる人、などだ。

俺はそんなカテゴリーの一つに「もう会うことのない人」というものがある。

文字通り、この先もう会うことがない人たちだ。

このカテゴリーに属す人たちは自分でもうまく説明できない様々な理由でそうなったわけだが、とりわけ相手を思いやる気持ちが微塵もないように見える人や、常識を押し付けてくる人、心を侵略してくる人などが多いと感じる。

こう言っている自分も、誰かにとってはもう会うことのない人なのかもしれないが、とにかく、そのような人と会話をすると、ふと「あ、この人とはこれからもう会うことはないのか」と寂しく思う時がある。名前も顔も、何もかもが記憶から消えて行ってしまうからだ。

もちろん取引先や同僚など仕事をしていく上で欠かせない存在の場合は、そのように思っても仕事と割り切って何事もなかったように振舞っているが、仕事でなければもう会うことはなくなるのだろう。

自分がまだ何もスキルもなく、路頭に迷っていた頃はそのような人達に出逢っても良い顔をしていた。

我慢して仲良くしていれば良いこともあるかもしれない、などといった半ば下心もああった。今思えば、そういう人に頼ろうとか、何か恩恵があるかもという期待こそ、相手にナメられる原因だったに違いない。

だが、孤独に意思決定を行う経験を重ねてきて、もうそのような他人への期待は無くなり、気兼ねなくもう会うことのない人カテゴリに放り込むことができるようになった。

これに加えて、一握りの自分のファン、お互いの生き方を尊敬してくれる人で周りを固めておけば、人間関係においては無敵の人になれるのではないだろうか。

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