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Covidiotはむしろ俺の方だった

Covidiotとは、コロナ禍でアホみたいに備蓄を買い漁る奴のことを意味するスラングだ。

コロナが始まった頃、ウォルマートでトイレットペーパーを150個くらい買おうとしてるアホに遭遇した俺は

“Yo look at that covidiot! He’s got 150 rolls of toilet paper in the shopping cart.”

(おいみろ!あいつ150個もトイレットペーパー買おうとしてるぜ。)

とチャカしていた。

だが、これまでの生活を振り返ると、俺の方がCovidiotであることに気づいてしまった。

ことの始まり

2020年の初め頃、COVID19が流行り始めたというニュースを聞いた。その頃、ベトナムのホーチミンにあるドンコイ通りを散歩していた俺は緊急帰国を決めた。

帰国後しばらくは、COVID19に気をつけながらオンライン生活を満喫していた。

しばらく経ったある日、友達がこんなことを言い出した。

“ホームセンター行って武器作らね?”

俺はその瞬間、そいつが何を言っているのか理解できた。

COVID19が猛威を振るい終末を迎えた世界で初めに起こることは、食料の奪い合いだ。

そうなった時、自分たちの物資を守るにはそれ相応の武器を備えておかなけばいけない。

ホームセンターをしばらくうろついた後、安っぽい塩ビパイプと加工された木の棒、パンツ用のゴムを購入した。

早速家で組み立てて、十分な威力をもった矢発射装置が完成した。

ついでに、押し入れにしまっていたスナイパーライフルL96A1を引っ張り出してきてメンテナンスを行なった。

ここから、COVID19と戦う準備が始まった。

食料の確保

数日後、本格的に食料の調達を始めた。

近所の激安スーパーに行き、シーチキンを筆頭として栄養バランスを考えながら、まるで木の実をアホみたいに巣に持って帰るシマリスみたいに備蓄を買い込んだ。

数週間前まで、トイレットペーパーを買い込む客を馬鹿にしていた人間とは思えないほどの購入ぶりだ。

鹿狩り

食料を買い込んだものの、有事の際には自身の力で食料を調達する必要が出てくる。こうなったらライフルを使わない手はない。

早速装備を整え、山へと出発した。

とりあえず山でオンライン授業を受けながらシカが出てくるのを待った。

みたらし団子は脳にいい栄養となる。

オンライン授業の音声がデカすぎたのか、結局シカは現れず一旦下山してスーパーで肉を買って戻ってきた。

まあこれはこれで、立派な自給自足だろう。

緊急下山

寝袋まで持ってきていた俺は、その日はそのまま山に泊まるつもりだった。

だが、自然の力というものは恐ろしい。

ちょうど山に登った日の午前、のちに元カノとなる女友達とデートに行ってきたから香水の代わりにスーパーで買った「バニラ・エッセンス」を服に付けていた。

200円もしないお手頃な香水の代用品なのに、シャネルの香水だと間違われて鼻が高かった。

しかし、デートで解散した後山に来て恐ろしいことが発覚した。

どうやら蛾やハチはバニラの匂いが好きらしい。山でオンライン授業を受けていると、瞬く間に集ってきた。

最初の3時間はずっと耐えていたが、しまいにはアリまで登ってきたから仕方なく下山することにした。

かくして、俺のCovid満喫生活は終焉を迎えようとしていた。

続く。。。。

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